町医者の備忘録

大阪市都島区内代町で開業している、やぎクリニックの矢木泰弘と申します。このブログをきっかけに一人でも多くの患者さんが苦痛ない生活を送れればと思い、緩和ケア領域の論文を中心に私なりに紹介できたらと考えています。

      最新のジャーナルのLetterに掲載されている日本人からの論文です。望ましい死(good death)と死別した介護者の外傷後成長(Post-Traumatic Growth)の関係について述べられています。勤務医時代、「がんサバイバーシップ」ってタイトルで講義したときのスライドで、少し外傷 ...
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      呼吸困難感の評価法、よく疼痛評価で用いられるNRSで評価することも多いと思われます。しかし呼吸困難で苦痛ある患者にNRSで評価するのは負担が大きいとおもわれます。もっと簡便で実践的な評価方法は?とのことで著者らは4段階の順序分類尺度と11段階のNRSの相関について評 ...
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      重度がん疼痛に対するタペンタドールの有効性ばかりでなく耐容性、QOLへの影響について検討した論文です。Tapentadol prolonged release for severe chronic cancer-related pain: effectiveness, tolerability, and influence on quality of life of the patients.J Pain Re ...
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      貼付薬の皮膚接着のスコアリングツール、目視と画像編集ソフトの関連性について検討されています。Validation of a Fentanyl Transdermal Adhesion Scoring Tool for Use in Clinical Practice.J Pain Symptom Manage. 2015 May;49(5):934-8. (背景) 経皮吸収システム( ...
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      スピリチュアルケアとしての回想法の効果についての報告です。Efficacy of Short-Term Life-Review Interviews on the Spiritual Well-Being of Terminally Ill Cancer Patients.J Pain Symptom Manage.  2010 Jun;39(6):993-1002.(背景) 精神的・実存的苦痛はQOL、善き ...
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