町医者の備忘録

大阪市都島区内代町で開業している、やぎクリニックの矢木泰弘と申します。このブログをきっかけに一人でも多くの患者さんが苦痛ない生活を送れればと思い、緩和ケア領域の論文を中心に私なりに紹介できたらと考えています。

      A prospective observational Study Assessing Home Parenteral Nutrition in Patients With Gastrointestinal Cancer : Benefits for Quality of LifeJ pain Symptom manege 2015 Feb;49(2):183-191 (背景)栄養失調と体重減少はがん患者で広く研究されてきた。栄養失調 ...
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       疼痛治療目的にオピオイドを服用している患者において全身状態が悪化し経口内服が困難になった状況での対応をどうするのか?貼付薬にスムーズにオピオイドスイッチングできればいいのであるが、ふさわしくない状況も考えられる(呼吸困難と伴っている場合など)。そのよう ...
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       緩和ケアと緩和医療、違いは? 山崎章郎先生は「緩和ケアとは、患者・家族を中心にした医療であり、介護であり、福祉でもあり、宗教的支援でもあり、ボランティアによる支援でもある。要するに、緩和ケアにおける医療、すなわち緩和医療は緩和ケアの一部であり、緩和ケア ...
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       高齢者への安易な胃瘻増設の可否についての議論が最近なされています。高齢者の肺炎の患者さんで食事時のムセがある様な場合、胃瘻増設をすすめている現状があります。誤嚥性肺炎の原因のほとんどは不顕性誤嚥(眠っている時に持続的に口腔内の分泌物が気管に流れ込む状態 ...
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