町医者の備忘録

大阪市都島区内代町で開業している、やぎクリニックの矢木泰弘と申します。このブログをきっかけに一人でも多くの患者さんが苦痛ない生活を送れればと思い、緩和ケア領域の論文を中心に私なりに紹介できたらと考えています。

カテゴリ: 緩和ケア

新しい予後予測ツール、Prognosis in Palliative care studyの論文です。Development of Prognosis in Palliative care Study(PiPS) predictor model to improve prognostication in advanced cancer: prospective cohort study.BMJ  2011 Aug 25;343:d4920.(背景)  進 ...
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緩和ケアをうけている患者の今後の予後について可能な限り正確に評価することは、患者本人、家族を含めた介護者にとって重要と思われます。この論文は2011年に発表された新しい予後予測モデルであるPrognosis Palliative Care Studyを利用でき易く著者らが改訂しその有用性に ...
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オクトレオチド(商品名:サンドスタチン)は腸管閉塞における腸管分泌液抑制のために投与されています。悪性腸管閉塞の標準療法(ステロイド、ラニチジン)にオクトレオチドを併用した場合の嘔吐の頻度について検討されています。Double-Blind, Placebo-Controlled, Randomi ...
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 簡便性がいいことから多用されている貼付薬、薬剤としてはフェンタニル、ブプレノルフィン製剤があります。この論文はフェンタニルとブプレノルフィンの経皮吸収製剤についてまとめたレビューです。Dosing considerations with transdermal formulations of fentanyl and b ...
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 ジャーナルの最新号のletterから選択した論文です。全身状態が不良の患者さんの不眠への対応、経口摂取も困難なことも多く難渋します。そのような場合でのベンゾジアゼピンの注射製剤の皮下投与の有効性について述べられています。ベンゾジアゼピンとしてミダゾラムとフル ...
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